■ 重要なデータを特別に保護する ■


1.隔離フォルダの概要

隔離フォルダは、重要なデータを保護するために、特別に保護されたフォルダです。
「隔離フォルダ」は、上級者向け機能です。

隔離フォルダは、以下のような動作を行います。

・許可されていないアクセスは無条件で拒否

許可されていないアクセスを検出時、問い合わせダイアログを表示せず、すべて拒否します。
アクセスを許可したいプログラムは、設定から登録する必要があります。

・自動的に許可プログラムが設定されない

Unleak では、ルール登録時、自動的に許可プログラムが設定されますが、「隔離フォルダ」では、一切設定されません。
アクセスを許可したいプログラムは、すべて手動で登録する必要があります。

・システムプログラムもチェックする

システムサービスなど、特別なプログラムもチェックします。
ウイルス対策ソフト等からのアクセスもチェックされるようになりますので、注意してください。

2.隔離フォルダの作成方法

1.保護ルールを作成

保護ルール「隔離フォルダを作成」を追加し、保護したいフォルダを指定してください。

2a.許可プログラムを設定(手動による設定)

以下の手順で、保護ルールへ許可プログラムを設定します。
※2a、2bどちらかの方法で許可プログラムを設定してください。

  1. 作成した保護ルールを編集します。
  2. 「許可プログラム」ページを表示します。
  3. 「追加」もしくは「実行中のプログラムを追加」をクリックします。
  4. 「隔離フォルダ」内のファイルを使用するプログラムを全て追加します

※使用するプログラムを全て起動し、「実行中のプログラムを追加」を利用して追加すると、簡単に追加できます。

   
許可プログラムを設定 (クリックで拡大します)

2b.許可プログラムを設定(学習モードによる設定)

学習モードを利用して、保護ルールへ許可プログラムを設定します。
※この方法は、許可プログラムを個別に指定する必要がなく楽ですが、2aの方法より安全性は下がります。
※また、本来「隔離フォルダ」は「学習モード」の対象外であるため、手順が複雑になっています。

最初に、以下の手順でセキュリティ設定を一時的に変更します。

  1. 作成した保護ルールを編集します。
  2. 「セキュリティ」ページを表示します。
  3. 「許可されていないアクセスは、無条件で拒否」のチェックを外し、ダイアログを閉じます。
  4. 「設定の保存」をクリックし、「Unleak 設定」を閉じます。

次に、以下の手順でコンピュータの使用状況を学習させます。

  1. タスクトレイのアイコンを右クリックし、「学習モード」を有効にします。
  2. 「隔離フォルダ」内のファイルを使用するプログラムを起動し、ファイルの開いたりして、使用状況を学習させます。
  3. 全てのプログラムを使用し終わったら、タスクトレイのアイコンを右クリックし、「学習モード」を無効にします。

以下の手順でセキュリティ設定を元に戻します。

  1. 作成した保護ルールを編集します。
  2. 「セキュリティ」ページを表示します。
  3. 「許可されていないアクセスは、無条件で拒否」をチェックし、ダイアログを閉じます。
  4. 「設定の保存」をクリックし、「Unleak 設定」を閉じます。

3.動作の確認

使用するプログラムから、「隔離フォルダ」内のファイルにアクセスできるか確認します。
ファイルの読み込みエラーが発生する場合は、「ログの表示」よりアクセス拒否の履歴を確認し、必要なプログラムを許可プログラムへ追加してください。

4.注意